コングロマリットとは、異なる種類の事業をたくさん抱えている大きな会社のことです。例えば、エレクトロニクス製品を作るだけでなく、映画を作ったり、金融サービスを提供したりする会社もコングロマリットです。英語の「conglomerate」が語源で、「集まる」「凝集する」という意味があります。
コングロマリットのメリット
- リスク分散: 一つの事業だけでは、不景気などで業績が悪くなる可能性があります。しかし、様々な事業を持つことで、リスクを分散できます。
- シナジー効果: 異なる事業を組み合わせることで、新たなビジネスチャンスが生まれることがあります。例えば、ゲーム機メーカーがゲームの映画化を進めるなど。
- メリット: リスク分散、シナジー効果、安定した収益
- デメリット: 各事業への注力不足、経営の複雑化
コングロマリットの例
- ソニー: ゲーム、テレビ、映画、金融など
- GE(ゼネラル・エレクトリック): 航空機エンジン、医療機器、金融など
- LVMH: ファッションブランド、飲料、スーツケースブランド
まとめ
コングロマリットは、複数の事業を束ねた大きな会社です。リスク分散やシナジー効果といったメリットがある一方で、経営の複雑化といったデメリットもあります。ソニーなどの有名な企業もコングロマリットの一例です。